昇段レポート 勝原悠斗(2019年2月17日取得)
2020/09/24(木)
初段(鹿児島県支部)2019年2月17日取得
昇段審査を終えて
私が空手を始めたのは、小学一年生のときです。初めて空手を見学した時は、恐怖のあまり道場から逃げ出してしまいました。でもその数か月後、やっぱりカッコイイと思い、空手を始めました。
最初は楽しかったですが、続けていくにつれて練習が面倒なものになり、なんとなく続けているだけになっていました。しかし、小学五年生のときに「道場を引っ張っていってほしい」と先生に言われ、そこから空手と真剣に向き合うようになり、伊集院や上町、中山に出稽古に行くようになりました。最初はただ打たれに行くようなもので、そこに行くことがトラウマにもなるくらい恐怖しかありませんでした。でも少しずつ上達していき、自分も攻撃ができるようになり、打たれ強くもなっていきました。道場に行く前は嫌な気持ちでいっぱいでしたが、帰るときには楽しかったと思えるようになり、そこで数年ぶりに空手の楽しさを感じました。そして大会でも入賞できるようになり、中学一年生の時には極真祭に出場できました。結果は初戦敗退でしたが、自分にとって大きな経験になりました。今まで何人か指導の先生が変わりましたが、それぞれの先生から大切なことを学びました。内田先生からは空手の基礎、谷口先生からは空手の楽しさ、石塚先生からは基本、型、組手などの細かいところまでを教えて頂きました。
怪我や受験で空手の練習に行けないこともありましたが、やっと昇段試験を受け、黒帯を取ることができました。昇段に向けて稽古できつい練習をし、自主練で道場に通い、型の練習をしたり、走り込みやサーキットをしたりしました。本番の十人組手もとてもきつく、終わった後の達成感は言葉に言い表せないほどのものでした。このきついことを乗り越えられたのは先生や道場の仲間、親など支えがあったからです。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
十人組手を経験したので、日常の大抵のことは乗り越えられると思います。空手で学んだ忍耐強さ、諦めない気持ちをこれからの大学受験や社会での生活に生かしていきたいです。