Jr初段(鹿児島県支部)2019年2月17日取得
楽しみながら頑張りたい
私が空手を始めたのは四才の時です。きっかけは空手をしている兄をみて「かっこいいなぁ」と思ったからでした。それから兄と一緒に練習を始めるようになり半年がたった頃初めての昇級試験がありました。会場までは行きましたが、緊張と不安で泣いてしまい並ぶこともできませんでした。次の試験も途中で泣いて受けることが出来ず、その事は今でも先生方や先輩方に言われる苦い思い出です。
そんな私もなんとか色のついた帯を締める事ができ、試合にも出るようになりました。初めは勝った時がうれしくて練習を頑張っていましたが、だんだん負けた時の悔しい気持ちが大きくなり、「負けたくない」と、よりきつい練習をするようになりました。帯も上がってくると先輩方の昇段試験を見る機会も多くなったり「私も黒帯になりたい」と思うようになりました。
それから試験に向けた練習を始めました。組手を中心に練習してきた私は型が苦手だったので、先生に教わった事を頭に入れて重点的に練習しました。そして迎えた昇段試験。緊張で震える足を抑えられず気合の声も震えてしまい、とても納得できる型はできませんでした。組手の試験も気持ちを引きずったまま、引き分けで終えるのがやっとで、正直「落ちたな」と思いました。
合格発表の日、また頑張ろうと半分あきらめて道場に行くと先生が最初に合格発表の紙を見せてくれました。おそるおそる紙を見ると、そこには私の名前が書いてありました。うれしかったです。
いつも応援してくれる両親、兄。指導してくださる師範、先生方、道場の皆さんへの感謝の気持ちを忘れず、これから黒帯として恥ずかしくないように稽古に励んでいこうと思います。押忍。