昇段レポート 村岡勇一(2019年2月17日取得)

弐段(鹿児島県支部)2019年2月17日取得
昇段審査を受けて

 極真会館鹿児島県支部に入門して約二十年、当時は木山さんの指導を受け稽古に励んでいました。それまで、何をしても続かず中途半端で終わっていました。入門した当初は何が何でも続けてみせると思い稽古していましたが

一年少々経った頃、所属の道場では楽しく空手に取り組めていた。ところが他の道場への出稽古、チャンピオンクラス、本部の内弟子稽古へ参加するように進められてから空手の壁にぶち当たり相手に負け自分に負けという経験をしました。それは、今も続いています。

 型の難しさ理解不足、組手の恐怖心、試合に出場する不安、勇気が今だに克服出来ずに自分の課題となっています。

 まだ、自分が初段を受ける前の審査の場で木山さんに言われた言葉が記憶に残っています。「今の黒帯より昔の茶帯の人の方が強い、昔の人は自分の技を磨きかけてから昇段を受けていた。」と教わりました。

 自分が、昇段審査を受け初段を頂いたときも黒帯ではない、まだ茶帯だと思いながら今日まで稽古してきました。

 それから約十年の間、何回も弐段を受けようと思いましたが自分に自信が持てず断念しつづけてきました。ですが年も重ねるうちに体の故障も増え自信より不安が大きくなるばかりで、自信をつけてからと思っているとずっと審査を受けることはない、それなら合否はどうでもいい自分に挑戦しようと思い今回審査を受けさせて頂きました。

 審査中は、舞い上がったり苦しい苦しいと思い体が動かなかった。審査後は、まだ出来たんじゃないかと後悔するばかりでした。

 師範が、毎回審査後に言われる言葉として「黒帯がゴールじゃない黒帯からスタートだ」とおっしゃる。聞くたびに痛感する。

 色帯であろうと初段・弐段・三段であろうとその上を目指し練磨していくことが大切であると思います。

 自分もまだまだ理想の極真空手に近づけるよう努力して頑張りたいと思っています。

 今回は、このような体験・審査をうけさせて頂き本当にありがとうございました。