昇段レポート 須原 出海(2021年2月14日取得)

初段(鹿児島県支部)2021年2月14日取得

 この度は私の昇段審査の受審を認めていただきありがとうございました。

 また、昇段審査を受審するにあたって稽古をする際に稽古に付き合ってくださった先生、先輩方、道場生の皆様にはとても感謝しております。

 私は大学進学で愛媛から鹿児島に住処を変えると同時に一度空手をやめていました。しかし10年以上続けていた空手をやめてしまうのはなんだか物悲しく、またそんな日々が物足りなく感じていたので大学2年の夏休み前に再び空手をすることを決意し中山道場の門をたたきました。鹿児島の先生方、道場生の皆さんは新参者で周りに馴染めるか不安な私にとてもフレンドリーに接してくれ、とても充実した稽古をすることができ、再び空手を始めて良かったと感じました。

 本来、昇段審査は去年の3月に受けるはずでしたが足の怪我により受審できませんでした。あの時はとても悔しく、指導してくださった先生先輩方に対して申し訳ないという気持ちでいっぱいでした。

 足が治ってからは昇段審査を受けられなかった悔しさをバネに今回の昇段審査に向けて稽古と自主練習を頑張ってきました。昇段審査前の練習は大学の期末試験期間だったため、試験勉強と並行して行わなければいけなかったため身体的にも精神的にも追い詰められた2週間でした。

 昇段審査当日はとにかく今まで練習してきたことを出し切ることに集中て審査に臨みました。最後の10人組手は何とか10人やりきることができましたが、これまでの審査の疲労で満足に動くことができませんでした。この10人組手で自分の基礎体力のなさを実感させられました。

 昇段審査を通じて今の自分に不足していること”課題”が見つかったと思います。竹師範が審査の際に仰った“昇段はゴールでない”という言葉を忘れずに、日々鍛錬することを宗として現状に満足することなく今後の稽古に励んでいきたいです。