弐段(鹿児島県支部)2020年2月16日取得
初めに、この度昇段審査を受けさせて頂き、誠にありがとうございました。
今回の昇段審査は、私にとって非常に大きな決断でありました。2018年9月にワールド極真会館へ移行され、宮之城道場の指導員として稽古に励んでおりましたが、令和元年5月より、道場責任者という重責の命を受け、これからのワールド極真会館や宮之城道場の発展や強化、更には自分自身の空手家としての心技体の向上を目指す覚悟と、前任の前囿先生が築かれてきた伝統を引き継ぐ決意を込めて、今回の昇段審査を受審させて頂きました。
昇段審査の準備に関しましては、家族や道場の先輩方や後輩達の協力を頂きながら、自分1人では心が折れそうな時や、きつくて投げ出したくなる時もありましたが、多くの方々の支えを賜り、厳しくも楽しみながら準備が出来た事に心から感謝しております。
昇段審査を受審した内容ですが、基本・型・柔軟・補強等については、日頃の稽古の積み重ねであり、落ち着いて今自分で体現出来る精一杯の動きを目標に実施しました。また、連続組手については、捌きを重点に置いて、受け返しを心掛けて挑みましたが、自分のイメージ通りには対応出来ず、今後も日々の稽古を怠らず鍛錬していき、更なる極みに向かって行きたいと改めて強く感じました。
私は、以前初段を受審させて頂いた時もお伝えしましたが、我家にとって空手とは、家族が一丸となって取り組んでいる共通の活動であり、それがコミュニケーションツールとなっております。家族の絆がより深い物になっていると強く実感しており、空手を通じて家族以外においても、様々な世代や環境を問わず、切磋琢磨しながらお互いを尊重できるものと認識しております。
最後になりますが、今回このような貴重な経験をさせていただいた事に感謝申し上げ、今一度、自分自身を見つめ直し、今後の空手人生がより良いものとなり、併せて、ワールド極真会館の今後の更なる発展と、宮之城道場のより一層の活躍がご報告出来るよう、微力ではありますが貢献出来るよう日々精進して参ります。そして、「頭は低く目は高く、口を慎んで心広く、孝を原点として他を益する」の精神を忘れずに、これからの空手道を全うしていく所存でございます。押忍