Jr初段(鹿児島県支部)2020年2月16日取得
今までの自分の空手人生
僕には六歳上の兄がいます。その兄が小学1年生の時に極真空手を始めたので、僕は赤ちゃんの頃から兄の稽古を見に道場へ行っていました。兄が稽古をしているのをずっと見ていて、小さな頃から兄の真似をしたり、僕の父が川内道場で先生をしていたこともあって、僕が極真空手を始めるのは当たり前のことのように思っていました。
僕が稽古に通うようになったのは3歳の頃で、当時はフルコンタクトの空手は痛いし、幼稚園の後に稽古に行くのは眠いし、正直に言うとその頃は稽古に行くのが嫌いでした。泣いて稽古に行かないと言う僕を兄や父が抱えて連れて行くこともありました。
そんな僕が強くなりたいと思うようになったのは、年中の頃に入門してきた同級生のライバルの存在です。僕の方が一年早く空手を始めていたので、最初は僕の方が強かったのに、どんどん強くなるライバルに年長の頃の鹿児島県大会の決勝戦で負け、ドラゴンカップも他の県での試合でも結果を出せないで終わりました。
僕を近くでずっと見ていた指導者でもある父が、僕に足りないのは稽古と経験、僕なら出来ると信じ、たくさん稽古をするようになりました。毎日のように稽古を頑張り、その稽古にライバルも付き合ってくれるようになりました。どんなきつい稽古もライバルがいたから頑張れました。今では、ライバルは一番の親友になりました。
そして、きつい稽古を頑張ってきた結果、鹿児島県大会とドラゴンカップは六連覇を達成し、全国大会や国際大会にも出場することができ、小学3年生の頃に全国大会で組手で優勝と型で三位になり、大きな試合で何度か入賞することもできました。
このような結果を出せたのも、父や内田先生、悠太郎先生が教えてくれたからだと思います。内田先生は泣いて嫌がる僕に優しくしてくれたのでやめずにすみました。悠太郎先生は選手稽古の時に強い相手と組手をたくさんさせてくれました。嫌だったけど、それで強くなりました。中学生になるので、大きい相手にも気持ちで負けず攻めていきたいです。
これからも感謝の心を忘れずに一生懸命頑張りたいと思います。押忍。