初段(熊本県支部)2020年2月2日取得
16歳で松濤館空手を始め、黒帯を取得はしたものの、どこか満たされない達成感。そのころから、やはり空手はフルコンタクトの極真空手こそ立ち技最強と考えていた日々。その後、ご縁に導かれ学生時代に出会った極真の先生が指導してくださる個人道場に通いながら日々修行を続けるものの、就職し仕事に明け暮れる内に空手道から遠ざかること18年、結婚し、子供を4人授かり、様々な経験をしてきた上で、常に消えることがなかったことは極真空手への想いでした。
そんな折、転機は今から7年前、仕事で熊本への転勤を機に、いつかは自分の子供達にも極真空手を習わせたいとの想いから、白帯からの再スタートを決意し親子で入門。18年振り、38歳になった身体は悲鳴をあげる日々でしたが、光の森道場の佐藤先生による温かいご指導と、先輩・後輩の方々などにも恵まれた環境のお陰で、なんとか憧れだった極真空手の黒帯認定を頂くことが出来ました。
しかしながら、審査会での最後の10人組手は自身の不甲斐なさが浮き彫りに、悔しさと同時に、まだまだ足りないところだらけであることを気付かされた大変貴重な経験でした。
現在45歳、ここからがスタートであり、改めてこれまで以上の努力が必要であると認識し、決意を新たに取り組んでいく所存です。本審査にあたり、熊本県支部支部長谷口誠師範からは″黒帯には、「どんな色にも染まらず不屈の精神と技術を持っている」と言う意味がある″との有難いお言葉を頂きました。この意味を心に刻み、″生涯の修行を空手の道に通じ、極真の道を全うしたい″と思います。
末筆となり大変恐縮ですが、昇段審査受審の機会を与えてくださいました竹代表、谷口師範、馬原師範代、そして佐藤先生および諸先生方、に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。押忍。