初段(鹿児島県支部)2018年10月21日取得
空手人生の新たなスタート
私は、小学一年の終わり頃に空手を始めました。
昔、父が少しやっていて、その頃まだ何も習い事をしていなかった私は、興味本位に「空手をやりたい。」と言いました。
最初の頃は、今までできなかった技などができるようになり、褒められることがうれしくて、毎日楽しく通っていました。そして、私の通っている道場では、少年部クラスとチャンピオンクラスという少年部は責任者である帖佐先生に許可をもらった子だけが参加できるクラスがあります。
私の道場には同学年ぐらいの子がたくさんいて、私の始めた時期が同年代ぐらいの子に比べ遅かったこともありましたが、その頃同学年ぐらいの子は皆、チャンピオンクラスに通っていて、大会でいつも優勝や入賞してくる子ばかりでした。
少年部での練習を終えた私は、いつもその後に始まるチャンピオンクラスの練習を見て、早く参加してみたいと思っていました。
そして、白帯であるうちに参加することが認められました。しかしそこでの練習は少年部の練習の何倍もきつく、特に組手でかなりやられることが多く、毎日毎日泣きながら、先生や父に叱られていました。
それでも頑張って練習に参加して、九級の時に初めて大きな大会で準優勝することができました。すごく嬉しくて、それから少しずつ大会での優勝を目指して、厳しい練習も頑張って取り組めるようになりました。
そして少しずつ大会での成績が出るようになりました。そして空手を始めて八年目で昇段審査を受審することが許可されました。
嬉しい気持ちもありましたが恐怖心の方が多くありました。練習も普段の練習の何倍も頑張って、当日、順調に基本稽古、型、補強を審査していき、最後十人組手で何回もたおれそうになりましたが、なんとか立ち続けられて、合格することができました。
いろいろな人達に支えてもらった結果だと思っています。
ですがこれは新たなスタートとも思っています。大会等で優勝を目指すのもそうですが、今まで教わったことを次は下の帯の子達に教えられるように気持ちを切り換えて、これからも頑張っていきたいと思います。